皇国史観研究会壁新聞『敷島だより』を創刊してから様々な不安があった。 そもそも小学校の学級新聞もつくった事のない者達が集まって、何のノウハウも無く定期刊行の壁新聞をつくるのだから無理がある。
そして、国士舘大学で掲示板に貼り出す掲示物は全て学生部の判子をもらわなければならないが、余りに思想的な内容から判子は貰えないんじゃないかという声が根強かった。実際に創刊号の、中共の原潜による領海侵犯事件を批判した記事には、学生部から注文が付き、表現を若干訂正した。 しかし、その後は不思議な事に、どんな内容であろうが判子が貰えた。それから、我々の半年に及ぶ機関紙活動が始まった。主な記事構成は時局問題であり、国史から得られる教訓のような話も頻繁に掲載した。 韓流ブームを批判し、韓国による竹島不法占拠を糾弾した時は韓国からの留学生に剥がされ、剥がされた場所に倍の枚数を貼り返すという反撃戦もやった。今の一年生の入学により執筆者も増え、またたく間に「不定期刊行」から「隔週刊」となり、6月13日の第十号から「週刊」になり、校内に「ご自由にお取り下さい」と書いて置いてフリーペーパーのようにした。 当時日本で、週刊で思想的内容の機関紙を刊行していたのは皇国史観研究会と中核派と革マル派だけだっただろう。部数も飛躍的に増え、当初の20部から100部を越えるに至った。一般学生や学校の職員はもとより、他大学の学生や社会人にも読者ができ、激励の声も多数頂戴した。自由配布にしておいた物など3日もすれば完全に品切れになり、バックナンバーの請求も寄せられた。他大学にいる絶滅寸前の極左サークルの連中が組織の機関紙を学内の掲示板に貼り付けておいても、こんな反応は無いだろう。 少し長くなるが、以下に創刊号から最終号までの記事の見出し全てを並べてみる。 【創刊号】「建学以来未曾有の愚挙!全国士舘生は建学の精神に戻りこの難局を突破しよう!」「原潜の領海侵犯に見る中国の横暴」「奉祝!天長節」「活動報告・大東亜戦争戦没全学徒慰霊祭に参列」 【第二号】「正月を家族と過ごせない人々 私達学生は拉致問題をどう考えるか?」「忘れられた言葉達ー皇紀ー」「天長節を迎え国体とは何ぞと考える」「活動報告・三島由紀夫烈士追悼憂国忌に参列」 【第三号】「韓流ブーム特集どこかで見た風景」「漫画から領土まで…」「つくられた言葉達ー従軍慰安婦ー」 【第四号】「NHK対朝日新聞の泥仕合を観る朝日新聞の『持病』が火種か?」「覚悟なき北に対する『経済制裁』」「二・二六事件から現代社会を考える」「紀元節ってなに」「忘れられた言葉達ー八紘一宇ー」 【第五号】「新入生歓迎!!国士舘にようこそ!新入部員大募集!」「皇国史観研究会ってどんなサークルなの?」 【第六号】「中国・韓国の反日騒動哀れな隣人達を想う」「『ザ・平和授業』そのやり方と現状」「活動報告・皇居勤労奉仕に参加」 【第七号】「五月三日は祝日か?日本国憲法の問題点」「ホリエモンに対する國士舘生的考察」 【第八号】「日露戦争戦勝百周年日露戦争の意義」「泥沼のイラク戦争」「活動報告・鶴川祭に参加」 【第九号】「『A級戦犯』分祀論をぶっ飛ばそう!」「活動報告・日本海海戦百周年三笠での式典に参加」「國士群像・維新の先覚者吉田松陰」 【第十号】「元寇の『神風』台風を『神風』に変えた力」「國士群像・忠義を貫いた武将楠木正成」「小泉総理、朝鮮総連に祝辞!日本国民への背信行為」「第十号を迎えて」 【第十一号】「特報!高金素梅、襲来 反日芸人を入国させた政府の愚」「僕の本棚・『物語日本史』平泉澄」「國士群像・無道の妖僧を排除和気清麻呂」 【第十二号】「無宗教の国立追悼施設なんかいらないっ!」「人権擁護法案の人権侵害な中身」 【第十三号】「輸入野菜が日本を蝕む!中国産野菜の危険性と食料自給率」「初夏のつぶやき」「國士群像・尊皇一筋の奇人高山彦九郎」 【第十四号】「誰がために郵政民営化 喜ぶのはアメリカのみ」「韓国の狂科書?」「國士群像・十七歳の行動山口二矢」 全てが順風満帆に見えた7月13日、それは突然やってきた。国士舘大学学生部より「現在、貼付している『敷島だより』を全て撤去し、以降学内掲示板への貼付禁止」との通達が、監督を通して伝えられた。壁新聞としてやってきた『敷島だより』としてしては、事実上の発禁処分である。 理由は僕が山口二矢烈士を書いた事、これに某学部の極左スターリニスト教員が怒り「テロリストを賛美する新聞に学内掲示許可を与えるたぁどういうこった!」と、学生部に怒鳴り込んだらしい、この程度の者が国士舘で教員を務めている事を思うと頭が痛くなるばかりであるが、他にも「韓国の狂科書」と書くのは留学生を刺激するからヤメてほしいだのという声もあったそうだ。 その他諸々の理由(大学当局の、建学の精神を忘却した営利至上主義と事なかれ主義)により、『敷島だより』は“休刊”と相成った。創刊当初からいつかはこうなるだろうと思っていたし、僕の原点である山口烈士を理由に“休刊”ならば名誉な事である。しかし、そこには「何をやっても大丈夫」という自分の驕りがあり、その点は今となっては深く反省している。 ただ、この知らせを聞いた多くの学内学外の同志、また一般学生と職員から“休刊”を惜しむ声と僕の身に余る激励を多数頂いた事、そのことからして“休刊”は残念でならない。 しかし、かの大楠公が赤坂城を落とされても、それにめげずに翌年、千早城で挙兵して鎌倉幕府を倒したように、我々もこの大楠公の精神を胸に次なるブログという舞台へと飛躍した。学校で壁新聞をしている限りでは読者は校内の学生・職員であったが、今や我々は世界と繋がったのだ。そう思うと胸の高鳴りを押さえられない。 我々は戦って行く、ここに日本がある限り! 今後とも御指導・御鞭撻の程、宜敷く御願い申し上げます。 皇国史観研究会代表 タカユキ by shikisima594 | 2005-12-20 12:35 | 随想・雑記
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