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京都府宮津市の横暴に怒りの声を!!
 驚いた。何にって、京都府宮津市にだよ。大学に入ってからイロんな事に遭遇してきたから、少々の事では驚かない“免疫”ができてたはずなんだけど、これには久しぶりに驚かされた。

 なんでも葬式の時の「清め塩」が「死者を穢れとみなし、死者への冒涜にあたる」から、「『清め塩』の因習をなくしましょう」というビラを火葬の時に渡したり、市広報誌に同じ内容のものを載っけたりしていたらしい。どっからどう見ても神道を狙い撃ちにした行政の横暴だ。

 この事が心ある市民から「行政が介入する問題ではない」と批判された。そんで、宮津市教育委員会名義で言い訳の声明を出したわけだ。

 「本市では、火葬の許可書を交付する際、市民に「『清め塩』の風習をなくしましょう」のチラシを渡しておりましたが、どうするかはあくまで個人の判断によるものであります」

 ………いや、この人たち国語しゃべられないんじゃないの?と思ったね。
だって、「なくしましょう」と言いながら「あくまで個人の判断」って何やそれ。「泥棒をなくしましょう」「覚醒剤をなくしましょう」「暴走族をなくしましょう」「不正談合をなくしましょう」とかイロイロあるけど、その最後に「どうするかは、やる人の判断です」って書くかフツー。「なくしましょう」っていうのは、それ以外の選択肢を与えないもんだろ。

 これで市役所の職員になれるんなら俺も雑用でいいから職員にしてほしいね。そしたら市広報誌に俺がこのブログみたいな記事を毎月書きまくるけどね。
 まぁそれは冗談として、大体、「清め塩」のような宗教的習慣にまで行政が首つっこむことこそ、マスコミの大好きな「憲法に定める政教分離(宗教への政治の介入)」に違反するんじゃないの。だって、清め塩は神道に根ざした慣習だし、それをやるのは個人の信教の自由なわけだ。

 大体、清め塩なんかで死者への冒涜って言うんなら、何にだってケチつけられるって。先日まで生きていた人を死んだ途端に火葬するのは残酷だ、納骨する時に骨を砕くのは死者への冒涜だ、そんで、その骨を土の下に埋めて、その上から重たい石(墓石)を押し付けるのは死者への冒涜だってね。

 でも誰もそんな事言わないでしょ。だって日本の風習になっているからな。清め塩も一緒だ。それをやめろって言うのは日本の伝統に対する“冒涜”であり破壊行為なわけ。どうせ宮津市の連中は、マルクスを御本尊様とする変な坊主に何か吹き込まれたんだろうになぁ。

 しかし、この宮津市の行いは「馬鹿なこと」と一言で片付けられるものではないんだよ。だってこれが改められず、他の自治体に“感染”すると日本文化に重大な損傷を与える可能性が極めて高い。だから、この京都府宮津市の横暴に対して心ある日本人は怒りの声をあげてほしい!!ってことだ。

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by shikisima594 | 2006-05-04 00:57 | 随想・雑記
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