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5月26日、皇国史観研究会定例勉強会
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 五月二十六日金曜日、国士舘大学世田谷校舎で皇国史観研究会の定例会が行われた。今回は国語問題と題して、会員から発表があった。

 まず、我々日本人が国家とする君が代を正確な字で書けるかと新入会員達に聞き、次にその君が代の漢字にそれぞれ、振り仮名を書いてもらった。

君が代は
千代に八千代にさざれ
石の巌となりて
苔のむすまで

 とあるが、君が代は古今和歌集に詠み人知らず、第知らずとして掲載され、そこでは「我君はちよにやちよにさざれいしの巌と成て苔のむすまで」とある。「君」とは「大君」のことであり、 天皇陛下のことに他ならない。左傾連中や一部の学者が、君が代の君とは英語で言うところの「You」であると言うが、そんな事実はない。

 また、千代に八千代にとあるのは、英語に訳したとして「1000 generations」と訳すのは不正確極まりない。さらに「八千代」とあるのだから尚更だ。日本では江戸の町を八百八町、京都を八百八寺と言い、神道の神を八百万の神と言うが、八や千、百という数が付くのは「数えきれない」「無限」といった意味である。

 そして、新入会員は「石の巌」の振り仮名を「いしのいはお」と書いたが、これは正しくは「いしのいはほ」である。本来ならば、「いはを」と書くかもしれないところだが、これを「ほ」とした所に先人達の信念と思いが込められている。

 例えば、我々が「ほ」と聞いて想像するのは炎の「ほ」であり、稲穂の「ほ」である。和歌や大和言葉にはそうしたいくつもの意味を込めて歌われたものが多い。穂は実り豊かな農業の発展と国民生活の安定であるし、それらの実りが豊かである為に太陽の光が必要である。太陽は太陽神にして皇室の祖先神天照大神に通じる。

 また、天照大神は五穀の豊穣を祈り、皇位継承の無窮と日本の繁栄を願われた。日本が無窮に繁栄するには皇室の弥栄と国民生活の繁栄が渾然一体となった形で続く事が絶対条件である。それを願って歌われたのが君が代である。

 ところが、戦後の国語教育ではこうした先人達の思いを継承すべき国語が忘れ去られ、その結果、現代の若者の頭から祖先の伝統が抹殺されたのである。当用漢字制度にしても、横書き左綴じの教科書の氾濫にしても、日本の国語を解体消滅せしめる工作であることを自覚し、我々が正しい国語を取り戻し、本来の歴史と伝統を継承しなければならないのではないか。

 本来ならば、上記の文章は正字体、正仮名遣い、縦書きで記すのが本来の筋であるが、恥ずかしいことに自分が正仮名遣いに堪能ではなく、パソコンには正字体があまり入っておらず、ブログに縦書き機能が無いため、このような矛盾に満ちた記事になった。ご了承とご寛恕を乞う次第である。

尚、国語の問題に関しては、こちらの國語問題協議會に詳しいので、ご参照ください。

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by shikisima594 | 2006-05-27 01:09 | 活動報告
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