日経の闇を突く! 第十一弾 回答モドキが来た!
 一昨日書いた本連載第九弾公開質問状に関して「月曜日の十時頃に電話して」と言われていたので、今朝の十時ぴったりに電話すると、「いま停電があったから」という理由で三十分後にかけなおすように指示された。

 そこで三十分後に電話すると、「いま回答文を作成していますが、正式に回答するかどうかについて今日中に連絡します」と言われた。待つ事2時間少々。日経から以下のようなメールが来た。

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前略

弊社への質問について、文書による回答は難しいが、会社の見解を口答にて回答するよう社幹部から指示がありました。14日〜16日の10時から18時の都合のいい時に電話をいただけますでしょうか。日経の代表番号03−3270−0251をおかけいただき、交換手に読者応答センターの富田メモ担当者につなぐよう伝えてください。

草々
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 さっきまで回答文を作成していたと言っていたくせに、急に文書では回答出来ないから口頭で伝えるから電話してくれ、というわけだ。すぐに電話をした。読者応答センターの担当者が出た。年は50代ぐらいで、声がくぐもっていて、時々早口になったり、ボソボソと喋るので聞き取りづらい点が多々あったが、以下にその会話を掲載する。

 会話自体は20分近くもあり、長ったらしいが、向こうの主張を要約すれば「あのメモは厳密に検証して100%本物だと考えている。検証方法については申し上げられない。また、それ以外の質問には答えられない」という回答ならぬ“回答モドキ”だった。

 しかし、会話の随所随所に興味深い発言が見られるので、是非ともご一読いただきたい。例によって「日」は日本経済新聞社の「富田メモ担当者」、「僕」は皇国史観研究会日経追及班の者だ。


日「はい、読者応答センターです」

僕「もしもし、読者応答センターの富田メモ担当者の方をお願いしたいんですが」

日「あっ、私の方です」

僕「皇国史観研究会の○○と申します」

日「あっ、早速」

僕「読者応答センターの部長さんというふうにお伺いしたんですが」

日「部長ではありませんが、一応この件に関して答えるようにと」

僕「そうですか、宜しくお願いいたします」

日「えぇ、質問が8まであったかと思いますが…」

僕「はい、8項目ですね」

日「えぇ、それでですね、逐次お答えはできませんと。それでまず、メモそのものの真贋についてなんですが…」

僕「メモが本物であるか、偽物であるかですか?」

日「まぁ、あの何度か報道しておりますが、このメモに関してはその分野に詳しい歴史家の意見などを聞き、十分な取材・検証を加えて、これはもう間違いがないと」

僕「間違いがないと?」

日「えぇ、確信をして報道いたしました。それでこの報道時期等について何か政治的意図とかですね、そういうこともご質問の中にはあったかと思いますが、決してそんな意図はありませんし、一応、日本経済新聞社として報道しましたように、入手時期の五月から、なぜこの時期まで報道が延びたのかといいますと…」

僕「いや、五月ってことですが、朝日新聞社の『AERA』がですね、日経は去年の秋にメモを入手していたと報じましたね。それで日経新聞社の方もそれについて訂正をするようにとの事を朝日新聞社のほうに言われましたよね。そのことで朝日新聞社から訂正はあったんですか?」

日「いや、訂正は………日経が入手したのは五月であると、で、結局これについては十分な検証をするために日数がかかったということで……(聞き取れず)…で、これは重要な部分であると、判断ができて報じました」

僕「ですから、朝日新聞社はそのことについて訂正したんですか?」

日「あっ、それは朝日新聞の方にお聞きになっていただきたいと思います」

僕「では、朝日新聞が訂正を出したというのは、そちらの方では確認していないわけですね?」

日「えぇ、読者応答センターの方では確認しておりません

僕「それで、独立総合研究所の青山繁晴氏がニュース番組で日経が去年の末までにメモを入手していたと言ったそうですが、そちらの方には訂正の要求はされたんですか?」

日「えぇっと、それは聞いていませんが、週刊誌・新聞社の場合ならともかく、週刊誌やテレビに出てこられるゲストの方がですね、ご自分の推量とか知り合いの方々の又聞きなどで、あれこれ言っていることに逐一、これはどうだということは反証を求めてはいません。日本経済新聞としては完全に正しい、裏が取れたということなんで、入手したのは五月ではなく去年であったはずだと言われましても…(聞き取れず)…お答えすることはできないということです」

僕「そうですか」

日「えぇ、また質問の中には、少しお答えしにくいものもありまして、……かつての防衛庁長官の」

僕「増原長官の」

日「これに関してましては、どう考えるかというのは……新聞社としての発言は差し控えたいと…

僕「いや、新聞社だからこそ、その辺はハッキリとしていただきたいと思うんですけれども」

日「いえ、ただこの件については、お答えはできません。それとあと、この富田メモの公開についてですが、新聞社としては報道する価値のある部分について報道はしています。
 それで最初の方のご指摘にあるように、写真を意図的に上を隠して掲載をしているんじゃないかというような事もありますが、これはもう皆さん今やご存知のように、上の方には生存されている方の個人名も入っておりますんで、そうした関係のない部分を報じる事自体がかえって誤解を招くと判断した結果でして、この報道をするには、あの部分で十分だという判断で掲載させていただきました。
 この資料の公開については、ご遺族のお考え次第じゃないかと思いまして、日本経済新聞としましては、これ以上何をしろとかですね、まだハッキリとしたことはありません」

僕「いや、でしたら遺族の方がメモの当該部分の公開を望まれたということですか」

日「あの、その点に関しましては取材のプロセスに関わりますのでお答えはできませんけれども、ご遺族…いや、メモそのものの所有者の取材協力がなければ報道はできないということです

僕「それはつまり、遺族の方々の了承を得たと受け取ってよろしいんですか?」

日「…それは…他の新聞社さんも写真を掲載されてますし…他の新聞社も同じようにされたと…概略これがメモについて日本経済新聞社として統一見解で答えられる範囲内のものです。さらにこれから、取材が進んで報道する必要がでてくれば随時掲載という形に、連載という形なりになると思います」

僕「詳細な検証をされたというお話が最初にございましたけれども、8月3日発売の週刊新潮で東京大学の御厨貴教授が『私はあのメモは当該部分しか見ていない』と発言されているんですけど、これは御厨さん以外の学者にも当然ながら検証を依頼されたと思うんですけれども」

日「それはお答え出来ません

僕「それは誰かも言えませんか?」

日「そうですね。御厨さんがおっしゃたのは別にして、誰にどう検証してもらったかも取材のプロセスですから申し上げられません

僕「いや、それはマスコミが情報源を秘匿にするのは鉄則でしょうが、検証の過程というのは公表したら問題のあることなんでしょうか?」

日「………えぇ、基本的には………こういう検証をしたから正しいというのを新聞社が報道するというのはあり得ないことですし…(聞き取れず)…これは個別にもお答えはしておりませんし、誰がどうしたというのは申し上げられません。
 ただ、万が一正しくない報道をした時には、なぜ間違ったのかという検証はありえますが、逆はありえません

僕「そうですか、ではそちらとして、検証の結果、あのメモは絶対に正しいと、ただ御厨さんは、あの部分『私は或る時に…』から始まる部分しか見ていないということで、他の学者の方がメモの他の部分を見られたというのは整合性がつかないんじゃないかと思いますが」

日「いや、そう言われても困ります。御厨さんがそうおっしゃっていたというのは別の問題だと思います

僕「別の問題ですか!?」

日「週刊誌の中で御厨さんの発言全てを網羅して書いているわけではありませんので、一部の発言を書いているわけですから、前後の脈絡お話の内容がどうだったかについてこちらが答える立場にはありませんので、週刊新潮さんに問い合わせて、御厨さんがどうおっしゃたか、話の内容から全体がどうなっているのか、お聞きになるのがよいと思いますが。
 まぁなかなかお答えは頂けないと思いますが。まぁこれを日経が週刊新潮にたずねることはないと思います」

僕「じゃあ、日経としては誰が、どうやって検証したかは公表出来ないわけですね。従来通り。」

日「……いや、まぁ、いままで、こういうことだったよ、と。二重線というのは富田長官の…」

僕「発言であると?」

日「メモの文法が何であるとかは書きましたが、説明くさくはなった記事ではありますが、それで読者の方にはご理解いただきたいと…」

僕「8月3日の日本経済新聞でですね、これは週刊新潮が発売された日なんですけど、あのメモは徳川侍従長のものではないか、という説を週刊新潮が書きましたよね」

日「はい」

僕「それで、その日の日経で『昭和天皇との10年』という連載の第一回目がありましたよね。その中で、この日(メモが書かれた日)、富田長官が会った人物を詳細に記していると、その人物としては、外務次官、昭和天皇、皇太子、新聞記者と、この四名が書かれているだけで、他の名前は一切記載されていないと。
 これは日本経済新聞社としては、この日、富田長官が徳川侍従長と会っていないと解釈されているんですか?」

日「…メモの内容から……まぁ、会ったという流れはあり得ないと」

僕「つまり、その日はあっていないと日経は判断されたんですか?」

日「判断はしましたが、会っていないという物証がどこかにあるのかといえば、ありません。……ただ、あの(富田長官のスケジュール帳に記された)会った人間の中には入っていないと。
 それに一つ申し上げれば、(富田長官が)昭和天皇に言上するにあたっても、(仕事を)退かれていた徳川侍従長が間に入ってというのは、あまり自然なことではないんですね」

僕「いや、徳川侍従長はあの日、復職してるんですけど」

日「えっ?」

僕「徳川侍従長はメモの記載された4月28日に宮内庁に侍従職参与として職場復帰しているんですよ」

日「あの、ただ、その時、長官が天皇とお話になられる時に(徳川侍従長が)いらっしゃったという資料はございませんしね、メモにも記載がございません」

僕「よって、会っていないと?」

日「えぇ、そういう風に判断できると。いずれにしてもですね、代表としてこれを公式の回答とさせていただきたいと」

僕「この電話での回答?」

日「えぇ、個別に答えるのは難しかろうということで、ご遠慮させていただきたいと」

僕「イチイチ公開質問状への回答を文書でするのは…」

日「そうですね、ただいくつかのことは、もうすでに日経としては紙面上、『こういう趣旨です』というニュアンスが出た部分もあるかと思いますので、読者にご判断いただくしかないかなと思います。
 あと、そちらの団体でですね、他の新聞社も7月20日の夕刊で報じましたけど、他の新聞社の方にも公開質問状を送られたんですか?」

僕「それは日頃から皇室を軽んじている朝日新聞が、なぜああした時だけ『昭和天皇の重い言葉』とするのかと批判はしましたが、公開質問状に関しましては、今回の富田メモを報じられました大本の日本経済新聞社の方のみにいたしております」

日「そうですか、わかりました。まぁ、あの、そういうことで、こちらで回答出来る事は申し上げたつもりですので」

僕「では、これ以上は一切回答しかねると?」

日「いや、ご趣旨はですね、メモの真贋とか(『私』が)誰であるかとか、この報道の目的はなんなのかということだと思いますので、週刊誌で取り上げられていることもそこに要約されていると思いますので、こちらが申し上げた内容でご了解いただきたいと」

僕「そうですか。他にも公開質問状を送られている方がおられると思いますが、そちらもお電話での回答という形ですか?」

日「……えっと、私が指示を受けましたのは、こちらの皇国史観研究会のみ、と。それでいま初めてお答えしております」

僕「では、いままでの質問には答えていないということですか?」

日「えぇ、私は答えていませんが、ただ他の読者も含めて同じような、いわゆるネットの中では様々な書き込みがなされていて、それをご覧になったであろう読者の方から、かなりの問い合わせが寄せられております。だいたい類似の趣旨で3週間前から答えさせていただいております」

僕「わかりました。そういったことが答えられる限界ということですか」

日「そうですね。それではそういうことでお願いします。」


 会話は以上だ。見ての通り、答えられないの連呼だが、朝日新聞がメモ入手時期について訂正を出していない、メモの当該箇所公表には遺族の了承があった、富田長官が徳川侍従長にあっていない証拠はない、など、今後の議論の上で重要な発言があった。

 ただし、これは公式回答とするには余りにお粗末すぎる。肝心の検証部分が「答えられない」で、徳川侍従長と会っていない証拠はないが、会った証拠もないから多分会っていないんだろう、という判断は報道機関の姿勢ではないだろう。

 そもそも、「なぜ間違ったのかという検証はありえますが、逆はありえません」というのでは検証にならないではないか。結局のところ日経は“書き逃げ”をしたと判断しても仕方ないようだ。いま問われているのは、取材のプロセスとしてではなく、検証過程とその実態そのものであり、それについて日経は何も答えを出せていない。

 さて、思えば明日は8月15日だ。日経の富田メモの真偽が限りなく怪しくなったところで、明日は心置きなく、反日勢力の絶叫や夏の暑さにも負けず靖国神社に参拝しよう!このブログをご覧のみなさん、皇国史観研究会は明日、会を挙げて靖国神社に参拝いたしますので、見かけられましたらお気軽にお声をかけてください。

 一人でも多くの国民が靖国神社に参り、殉国の英霊に感謝の誠を捧げるようになれば、総理大臣の公式参拝もできるようになり、ひいては天皇陛下の行幸をいただくこともできるようになると思います。その時こそ、中国・朝鮮の内政干渉や国内反日勢力の策動は木っ端みじんになるでしょう!


文責:日経追及班

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by shikisima594 | 2006-08-14 17:58 | 随想・雑記
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