日経の闇を突く! 第十二弾 抗議文を送付
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(千代田区大手町にある日本経済新聞社の航空写真。左隣は経団連ビル)

 日本経済新聞が七月二十日に「富田メモ」を報じてから、今日でちょうど一ヶ月になる。この間、多くの人々から報道に疑問の声があがり、我々も日経追及班を組織して、この日本経済新聞社問題をこのブログで書いてきた。

 本当に大勢の方から激励や情報をいただいた事は、感謝してもしきれない。我々も夏休みの多くを割いてやってきた甲斐があったと思う。いや、これはやらねばならないことだったのだ。

 まだまだ、疑惑は解明されていないが、頑に口を閉ざして逃げようとする日経に本日付けで抗議文を郵送することにした。畏れ多くも、天皇陛下を政治利用し、国民からの疑問に答えず、いたずらに日本を混乱せしめ、都合が悪くなれば逃げる。

 こんな無責任で日本を害する新聞社は許せないし、日経には猛省を求めたい。だいたいそんな意味の事を書いたのだが、以下に全文を掲載する。結構、長い。

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抗議文

日本経済新聞社代表取締役 杉田亮毅 殿

皇国史観研究会代表 タカユキ(原文では本名)

前略

 我が国は万世一系の皇室を戴き、古来より天皇陛下を仰ぐ事によって結ばれてきた共同体国家である。古くは北畠親房が『神皇正統記』劈頭において、「大日本は神の国なり。天祖始めて基を開き、日神永く統を伝え給う。我が朝のみ此事あり、異朝には其類なし。此故に神国と言うなり。」と説き、藤田東湖は『正気の歌』において「神州誰か君臨したもう、万古 天皇を仰ぐ」と吟じた。

 こうした世界に比類なき天皇国日本は、忠誠義勇の英雄達と広大無辺・無私の大御心を持たれた歴代皇祖皇宗をはじめ、天皇陛下の御存在によって守られてきた事は言を待たない。こうした天皇陛下の御存在と、英霊の方々を忘却した所に日本は存立し得ないものと我々は考える。我々、皇国史観研究会は日本を研究し、防衛する為に青年・学生が結集した集団であり、故に以下の通り抗議する。

 平成十八年七月二十日の貴紙・日本経済新聞の報道とは何か。「昭和天皇、靖国神社A級戦犯合祀に不快感」と報じた。これは、無私であらせられる天皇陛下の御内意とおぼしきものを、真偽・真意の定かでない「富田メモ」なるものを基に暴き立てて、あろうことか、天皇陛下を政治利用したのである。そして、我が国のために殉じて行かれた方々を祀る靖国神社への攻撃を行った。貴紙は無私絶対なる天皇と、殉国の英霊という我が国存立の大きな二つの柱を傷つけ、国内に不要な論争を巻き起こした。

 この亡国的責任は極めて重大であると言わざるを得ない。結果的に社会に悪影響しか及ぼさなかった。この貴紙の報道に対し、多くの国民が疑惑の声をあげたが、貴紙はほとんど誠意ある回答も、真実の具体的検証も行わなかった。

 「富田メモ」当該箇所は当初より、昭和天皇に長きにわたって仕えた徳川義寛侍従長の発言ではないかとの指摘が盛んになされたが、貴紙はそれに対して「メモの取られた日、富田長官が徳川侍従長に会っていない証拠はないが、会ったという証拠もない」などと、報道機関にあるまじき姿勢を八月十四日、我々に回答として出した。いわゆる「A級戦犯」に対する昭和天皇の御考えと、徳川侍従長の考えの違いを検証することなく、結論ありきで拙速な報道をした疑いは免れない。

 また、肝心な検証であるが、貴紙は検証の具体的方法と検証した人物を「取材のプロセスに関わるから公表できない」としているが、今回はまさに、そこにこそ問題があるのであり、一度、報道に大きな疑問が投げかけられた以上、貴紙には検証と反証の責任があるはずだ。

 特に今回、「富田メモ」を検証したとされる東京大学の御厨貴氏が八月三日発売の週刊新潮紙上で「私は、公開されたあの部分のメモしか見ていません」と証言しており、ますます、メモの検証過程に疑問が強まっている。御厨氏の証言であるならば、貴紙が言う「検証」とは、おおよそ検証の体を成していない。

 それであるにも関わらず、貴紙は「十分な取材・検証を行った」と言うのは国民を欺く行為である。これで御厨氏以外の専門家にどのように検証してもらったのかと聞かれても、貴紙は「答えられない」の一点張りで、全く検証過程と実態が闇につつまれている。

 また、このメモが、昭和天皇がいわゆる「A級戦犯」合祀に不快感をお持ちだったとしているが、このメモ自体には「不快感」の文字はなく、どこで「不快感」と判断したのかという質問にも答えていない。これは貴紙が恣意的な印象操作図ったものであり、この事から、報道時期や報道内容に政治的意図があったと考えざるを得ない。

 それはつまり、「終戦記念日」を一ヶ月後に控え、靖国神社をめぐる内外の議論が高まっている中であり、七月二十日には次期総理と目される安倍官房長官の著書が出版され、貴社の社員によるインサイダー事件が取りざたされた日でもあった。また、貴紙は以前より総理大臣の靖国神社参拝に反対しており、「富田メモ」報道翌日の七月二十一日社説でも「昭和天皇の思いを大事にしたい」として、「小泉首相をはじめ関係者が適切に行動することを切に望みたい。」と、靖国神社参拝に事実上反対している。

 「大切にしたい」などと書きながら文中では陛下に対し敬語を一切用いていないところに、貴紙の浅薄な天皇の政治利用という本心があらわれているかのようだ。この社説は歴史に残る天皇の政治利用となるであろうし、無私の御存在にましますべき天皇を政争の場に引き込んだ貴紙の責任は極めて重い。

 また、貴紙は昭和四十八年におきた「増原防衛庁長官更迭事件」に際し、同年五月三日の社説で「防衛力増強に関し天皇の内々のご発言を利用したととらえられてもしようのない“増原発言”」と書いて天皇の政治利用を批判している。これは明らかに今回、貴紙七月二十一日付けの社説と矛盾するものであり、貴紙が自分達の目的のためにはダブルスタンダードも辞さないというのは、報道機関の姿勢として到底、容認しえない。

 この点に対して貴紙は「新聞社としての発言は差し控えたい」などと、都合が悪くなれば黙って逃げようとしている。新聞は言論によって成り立ち、言論は責任の伴うものでなければならないのは、貴紙ならば重々承知のはずだ。もし、四十八年当時の貴紙の報道姿勢が間違っていたならば、それを紙面で総括せよ。

 時々の社説や報道で書きたい事を書いて、それに一切、説明や立証、反論の責任を負わないとは言論機関にあるまじきことであり、社会の公器である新聞の責任を自ら放棄している。

 また、今回の「富田メモ」報道に関連しては、報道した日より多くの電話やメール、郵便での問い合わせが貴紙に来たと聞いている。我々も八月一日に貴紙に公開質問状を送付した。ところが、貴紙は十日の回答期限を迎えても回答せず、回答期限をとっくに過ぎた十四日には「現在、文書で回答を作成している」としたが、その約二時間後に「文書による回答は難しい」として口頭で回答するとして、我々が送った八項目の質問のうち、三項目しか回答せず、肝心な部分には一切回答しなかった。この姿勢を“書き逃げ”と言わずして何と言うのか。猛省を求めたい。

 以上の事から、我々は日本経済新聞社に対して以下の事を求める。

一、「富田メモ」の検証者と検証過程、検証方法を全面公開すること。
二、再度、専門家らによる厳密で透明性の高い検証を行うこと。
三、天皇を政治利用し、国内に混乱を招いた責任を総括すること。

 貴紙も日本で筆を振るう新聞であるならば、日本とはいかなる国であるかを深く考え、新聞で言論を発する者のあるべき姿を自覚して、今一度、誠意ある報道姿勢を心掛けていただきたい。


皇紀二六六六年八月二十日

草々
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 抗議文は以上だ。この抗議で日経の追及が終わる訳ではない。今後とも動きがあれば随時追及するし、新たな売国的言説があれば、更に徹底批判する。いずれにしろ、日経をはじめ反日的売国勢力との闘いはまだ続いていると我々は認識している。

 一応、参考までにいままでの「日経の闇を突く!」シリーズを載せておく。
日経の闇を突く! 第一弾 杉田亮毅社長の肖像
日経の闇を突く! 第二弾 中共なみのプロパガンダ
日経の闇を突く! 第三弾 大手町の懲りない面々
日経の闇を突く! 第四弾 情報隠蔽集団
日経の闇を突く! 第五弾 公開質問状を送付
日経の闇を突く! 第六弾 消された会談
日経の闇を突く! 第七弾 偽綸旨ならぬ富田メモ
日経の闇を突く! 第八弾 新潮の報道、日経の言い訳
日経の闇を突く! 第九弾 回答を放棄か!?
日経の闇を突く! 第十弾 謀議は暴かれた!
日経の闇を突く! 第十一弾 回答モドキが来た!

文責:日経追及班

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by shikisima594 | 2006-08-20 00:32 | 随想・雑記
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