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親王殿下御降誕を受けて
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 「さきほど紀子様が男児をご出産になりました。」———
九月六日朝、この報に接したときの感激は言葉にしがたい。たちまち、私の携帯に親王殿下御降誕を祝うメールや電話が来た。知人のそれぞれの人と、互いに興奮し、喜んだ様子で今回の一大慶事に際して「おめでとうございます」と言葉を交わした。

 街頭には早速、奉祝の国旗を掲揚する人の姿も見られ、駅前や繁華街では新聞の号外が配られ、皆口々に「おめでとうございます」と言っていたそうだ。全国各地で親王殿下の御降誕を奉祝する様々な動きがあった。いつもは小憎らしい朝日新聞や日経の紙面すらもまぶしかった。

 この皇国史観研究会ブログもいつもの倍以上のアクセスを頂戴した。ブログランキングの方も一斉に奉祝記事一色となり、それに瞬く間に多くの祝辞が付されて行った。この感動を誰かと共有したい思い。それは私に今回のことで連絡して来た人々と同じだ。これが日本人の偽らざる心だろう。誰から強制されたでも、頼まれたでもなく、皇室を思うと日本人としての内なる魂が震える。その感動の波が列島を覆った。

 ある人と今回の慶事を祝う電話をしていて、話の中で、「奇跡」という言葉が出た。その言葉を聞いた時、去年の暮れから起きていた皇室典範改定をめぐる一連の動きを思い出さずにはいられなかった。

 「有識者会議」なる集団が取りまとめた「女系・女性天皇」の即位が可能になる改定答申を受けて、皇室典範改定の動きが加速したかに見られた時、どこからともなく、まさに一般国民、草莽の中から皇室と日本の伝統を守れという、国体護持の声があがり、たちまち大きなうねりとなった。

 特に私は今年の一月十四日に日比谷野外音楽堂で行われた皇室典範改悪阻止!!国民総決起集会の様子を忘れられない。老若男女多数の人々が曇天の中、野外音楽堂に集まった。その数たるや二千人近く。

 天気は我に利せずして、たちまち土砂降りとなり、気温もぐっと冷え込んで来た。座って話を聞くのも困難だった。しかし、皆、傘を握りしめて全身を雨に打たれながらも、真剣な眼差しで、登壇する講師達の話に耳を傾け、拍手を送っていた。むろん、それを受けて講師達の話にもひと際気合いが入っていたのがわかった。気温は寒いが、会場はこの上なく熱かった。

 そして集会の最後に天皇陛下万歳を三唱した。その声の大きかった事。まさに至誠が天に通ずるの響きがあった。その後、さらに雨足が強まった中を「皇室典範の改悪反対!」「日本を守り抜くぞ!」とシュプレヒコールをあげながらデモした。全身ずぶぬれになりながら。

 私はふと隣を歩く後輩を見た。いつもは大人しいはずの彼は、雨が降り掛かるのも忘れて、滝に打たれたかのような姿になりながら、大きな声でシュプレヒコールをあげていた。彼だけではない。そのデモを歩く、名もなき一人一人の方が皆同じだった。その姿に私は涙を流したのをハッキリと覚えている。

 それから約半月後の二月七日、秋篠宮妃殿下が御懐妊されたことが明らかとなり、皇室典範改悪の議論は沈静化した。国史上未曾有の大変な事が起こされようとしていた時に、奇跡が起きた。そして、今回の親王殿下御降誕となった。奇跡はより大きな、確実なものとなった。本当に国民の至誠が天に通じたのだ。大日本は神の国なり。そうした感慨を抱かずにはいられなかった。

 またしばらくすれば、皇室典範改定をめぐる議論が確実に再燃するだろう。どうか、各界の方をはじめ、一般国民にいたるまで、日本を愛する人々に国体護持・皇運扶翼のために智慧を出して議論していただくことを切に望んでやまない。

皇尊弥栄!
皇国万歳!

文責:草莽の微臣、タカユキ

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追伸
尚、皇国史観研究会は本日七日から九日まで遅い夏合宿に行って来ます。帰還したらお土産話でも書きますので、楽しみにしておいてください。
by shikisima594 | 2006-09-07 02:11 | 随想・雑記
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