皇室典範改定問題を考える緊急集会
1月22日夕方に町田市民ホールで、元経済産業大臣の平沼赳夫議員を講師に招いて、皇室典範改定問題を考える緊急集会が開催されました。緊急にも関わらず、会場では立ち見も出る程の人が訪れました。  

まず主催者を代表して、日本会議町田支部代表の小出喜朗氏が、「改革、改革と言われているが、変えていいものと、変えてはいけないものがある。それを考えなくてはいけない。」と挨拶され、次いで現在では無所属となった平沼赳夫議員のお話しがありました。  

以下に会員のメモより話しを要約した内容を掲載します。尚、会場でのメモのため、内容に一部不正確な箇所があるかもしれないことを、はじめにお断りしておきます。  

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 先の郵政民営化をめぐり、アメリカから多くの圧力や干渉がありました。  
これは郵政問題に限った事ではなく、阪神大震災の直後、アメリカが日本に建築資材を売るために、日本の建築資材強度の基準を“必要最小限でよい”と緩和させたりもしました。こうしたことは、先の姉歯建築士による耐震強度偽装と通じるものがあります。  そのように自由化・民営化を推し進めていますが、守らなければいけないものは、守らなければいけません。  

 一昨年の十二月に、小泉総理の私的諮問機関である、皇室典範に関する有識者会議が設立されました。その会議の十名は、会議の座長がロボット工学専門家であることに代表されるように、ほとんどが皇室に無知であったり、左の系統の学者もおります。その結果、女系女帝を認める方向になりました。

 有識者会議は、昨年の一月から十七回、計三十時間しか会議をやっていません。しかも欠席する者が何人もいました。そんなもので神代から2666年続く皇統を論じ、その結果が長子優先・女系容認というものです。

 小泉総理は、これを「よい答申だ」として今国会に提出し、三月上旬には上程するつもりです。今、準備委員会をつくって改正案作成にとりかかっております。
 私は人に徒名を付けるのが得意ですが、小泉総理は“改革パラノイア”です。

 天皇とは、初代神武天皇より、国民のために祭祀・神事を続けられて来られました。宮中三殿で行われる新嘗祭には、三権の長などが立ち会います。これは私が、参加した人から聞いた話しですが、祭祀の行われている最中に、小泉総理は傍らにいた宮内庁の職員に「あの中で何をやっているの?」と尋ね、職員が「世人の立ち入るべき事ではないので、お答え出来ません。」と答えたところ、「改革だ!」と言ったそうです。これが私が小泉総理を“改革パラノイア”という所以です。 彼は九月で辞めますが、皇室典範改定はなんとしてもさせてはなりません。

 また、ここにお集りの皆様の運動の成果が現れてきたのか、以前は女系天皇に賛成する世論が80%ありましたが、今は70%にまで下がっております。確かに御歴代の天皇の中に八方十代の女帝はおりましたが、それは全て存命中に男系男子に譲位しております。かつて皇位継承の危機はありましたが、全てそのつど遠縁からでも、男系男子に継承させております。男系継承こそ日本の伝統です。

 日本人のアイデンティティーの中心となるものは小泉純一郎さんでも池田大作さんでもないのです。それは皇室をおいて他にないのです。
 しかも、男系継承を守ってきた皇室は日本の中心であり、宝です。これがなくなれば日本の統一が危うくなってしまいます。  マッカーサーも豊臣も徳川も壊す事が出来なかった皇室を、近年の風潮だけで変えてしまうのは、日本にとって由々しき問題です。欧米王室は他国の王室と結婚したり、女系継承をしたりしていますが、日本は男系継承で万世一系を守ってきました。ですから、皇室典範改悪は絶対に阻止しなければなりません。

 私は今後、そのための議員連盟を立ち上げて戦って行きたいと考えています。 また、まっとうな日本をつくるために、ご当地から町田市長選挙、市議選挙にそれぞれ出ている、大西宣也議員と弥吉みちさんは、皇室典範問題、拉致問題に積極的に取り組んでいますので、よろしくお願いします。本日は御清聴ありがとうございました。

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次に、皇室典範改悪阻止運動で活躍されている杉並区議の松浦芳子議員が登壇し、皇室典範改悪阻止運動の現状と今後の展望についてお話しされた後、町田市長選挙に立候補予定の大西宣也議員と、市議選に立候補予定の弥吉みちさんが、登壇してそれぞれ決意を語り閉会となった。

以下、集会決議

 今般政府が次期通常国会に上程しようとしている皇位継承に関する皇室典範改正案は、歴史上初めて女系による皇位継承を導入し、長子優先を提案した「皇室典範に関する有識者会議」の報告に基づいている。
 しかし以下の通り、この報告書に基づいてただちに法改定に踏み切ることは、まことに拙速であると言わざるをえない。

 一、この報告は、百二十五代、二千年以上の歴史を有する皇位継承の変更について、僅か十ヶ月三十時間の審議という短時間で結論を出している。

 二、吉川座長は、「国家観・歴史観の問題は扱わない」と明言して審議を進めたが、皇位継承の問題は歴史そのものである。歴史を検討しないまま、一度女系による皇位継承を導入すれば、とりかえしのつかないことになる。

 三、皇室には親王(男のお子様)が誕生する可能性があるにもかかわらず、この報告は、親王を皇位継承順位の第一位から排除する長子優先という方針を打ち出している。

 四、国民の十分な議論も理解も得ないまま、強引に法改定に踏み切れば、国民世論を分裂させ、「日本国および国民統合の象徴」としての天皇の存在の意義を危うくすることになる。

 以上のごとく、我々は今回の不十分な審議に基づく、余りにも拙速な法改定の動きに強く反対し、今後の英知を結集した慎重審議を、政府及び関係機関に対し要望するものである。

右、決議する。  
平成十八年一月二十二日  「皇室典範改定問題を考える緊急町田市民集会」実行委員会
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by shikisima594 | 2006-01-23 11:54 | 活動報告
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