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追悼 名越二荒之助先生
f0018981_716464.jpg 知人からの知らせに接した時、まさかと驚いてしまった。名越二荒之助先生が今月十一日に急逝された。享年八十四歳。あれほどまでにお元気だったのに、別れは突然おとずれてしまう。残念でならない。

 名越先生は先の大戦に参加し、戦後はシベリア抑留を経て、復員後は高千穂商科大学教授をつとめられ、一貫して愛国的見地から、著述と講演を続けられた。特に教育正常化問題、歴史認識、大東亜戦争、日本文化の普及に関しては、甚大なお力を尽くされていた。

 主著に『ドキュメント世界に生きる日本の心』、『世界から見た大東亜戦争』、『台湾と日本・交流秘話』(いずれも展転社刊)などがある。

 講演は普通の論客と違い、世界中の国旗の実物を示して、それらとの日本の関係を説明されたり、自らが収集された貴重なスライド写真を用いての、わかりやすく引き込まれるような講演で、その語り口も優しく軽妙で、ユーモアに富んでいた。

 他の保守論客とされる人達が口角泡を飛ばして他国の非をあげつらうなか、名越先生は常に物腰柔らかに、聞く者が驚くような広い視点と深い学識から、冗談も交えつつ、聞く者と一体になりながらお話をされていた。

 皇国史観研究会でも、昭和58年の結成当初の頃、名越先生にご講演を依頼したおり、快く引き受けて頂き、それ以来、幾度もご指導とご厚誼を賜って来た。とりわけ、会員に対しては何かあれば気さくに直接お電話をくださるような方だった。

 名越先生のご著書をご覧いただければ分かると思うが、一冊の本の中に、他の本に見られないような膨大な資料がある。それは、ご自分の足で歩かれて国内外の無名な人々に接して、お話と資料を汗水流してコツコツと集めてこられた先生のお人柄の成せる業であった。

 かつて、名越先生に一筆お願いしたところ、「祈日本真姿顕現」と書かれた。これこそが名越先生の生涯を通されての面目であったし、悲願でもあったろう。我々としても名越先生の悲願である、この願いを受け継ぎ、日本の真姿顕現に向けて精進を重ねる事によって、名越先生の追善に代えたい。
 
 名越先生、いままでありがとうございました。
 謹んで、御冥福をお祈り申し上げます。

 合掌
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by shikisima594 | 2007-04-15 07:39 | 告知
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