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日台友好の促進を
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 五月三十日から台湾の李登輝前総統が来日している。もうまもなく、台湾に帰られるとうかがっているが、今回の来日に対してまたしても中共がゴチャゴチャと言っている。それに媚びて、李登輝前総統が東アジアの平和を乱すものだと主張する勢力もいるが、実にバカバカしい話だ。東アジアをはじめ、世界の平和を乱しているのは大軍拡と恐喝外交を続ける中共に他ならない。

 事実、中共は台湾の独立を認めない立場から、台湾に対して多くのミサイルの照準を向け、台湾で政治的動きがある度に、ミサイルの発射訓練や、戦艦の威嚇射撃をおこなっている。中共は台湾が自国の固有領土と主張しながら、なぜ自国の領土に対して威嚇射撃をおこなうのか。まったくの矛盾である。

 さて、そんな頓珍漢な中共はさて置いといて、台湾である。日本が中共と国交を樹立して以来、日本とは断交してしまい、要人の来日が非常にデリケートな問題となっていた。以前に李登輝前総統が手術のため来日した折も、外務省が入国を認めるか否かですったもんだした恥ずべき経緯がある。

 しかし、ここで我々が頑として認識しなければならないのは、台湾が明確な独立国家である事である。覇権主義の凶暴な中共がいかに抜かそうが、台湾は独立国家であり、その事実を認める事こそが、我が国にとっても、国益にかなった事である。

 なぜならば、もし台湾が中共に併呑された場合、中共の影響力は台湾周辺海域どころか、沖縄近海までにおよぶ。日本の経済を成立させている原油のほとんどは、中東からこの海、シーレ−ンを通って日本に入ってくる。ここにおける影響力を中共に握られる事は、日本の生殺与奪権を中共にわたすことであり、それは日本にとって滅亡を意味する。

 まさに台湾こそ日本にとって、貴重な生命線である。なにも台湾が日本の生命線であるから守れと言っているだけではない。かつて日清戦争後に台湾は日本に併合され、半世紀に渡り日本であった。いまだに日本語を話す方も大勢いる。いま来日している李登輝前総統もそうだ。

 皇国史観研究会の三代前の会長が台湾を訪れ、現地の台湾人の方と話をした時の事を聞いた事がある。皆一様に、かつての日本の善政を讃えつつも、現在の日本の体たらくを歎いていたと言う。いまに生きる日本人としては情けない限りであると同時に、日本に期待を寄せている台湾の方々に胸熱くなる思いだ。

 唱歌「蛍の光」には、かつて次のような歌詞があった。「千島の奥も 台湾も 八島の内の 守りなり」。まさに日本と台湾は運命共同体であり、その事実は台湾が日本ではなくなった今においても変わらない。日本と台湾の国民が一丸となって、互いの未来を守るために、日台友好が促進されることを切に願う次第である。

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写真は今年の五月に国士舘大学鶴川祭で行った「日台友好タピオカジュース屋」の立て看板
by shikisima594 | 2007-06-06 23:20 | 随想・雑記
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