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『嫌日流』
 日本人漁師が射殺される事件が起きた。ほんとにロスケはとんでもねぇなぁと思いつつ、それと同じくらいとんでもねぇ本を発見してしまった。先に日本でそれまでの韓流ブームに抗して『嫌韓流』という画期的な本が出版された。

 それに早速、当の韓国が反発して『嫌日流』という本を出版すると言い出した。かつてKの国の方式という、韓国を笑う日本のサイトに怒った韓国人が「Jの国の方式」というサイトをつくったが、それと同じだ。ようは猿真似みたいな怒り方をするのが、韓国人の特徴なんだろう。

 さてさて、この『嫌日流』だが、有学書林から今年の六月に翻訳されて出版された。著者はヤン・ビョンソルという人。表紙には大きな刀を持った野蛮人みたいな姿に日本人が描かれて、帯に「ハワイも自分のものだと言ってみろ!そうしたら独島(竹島)は返してあげよう」と書かれている。

 あたりまえのことだが、誤解のないように言っておく。俺は決してこの本を買ってない。それは内容を立ち読みしてもらえれば理解いただけるはずだ。事実なのか、憶測なのかわからないような日本観が並べられ、「日本はこんなに下品で愚かで横暴な国だ!」と書く。そればっか。

 ネット上でも色々と書かれている。絶賛と非難が半々ぐらいだ。非難はその内容が事実無根や歪曲によるものだからという事と、あまりにも幼稚な内容について厳しく批判している。絶賛は「あまりにも内容がスゴ過ぎて笑えるから」って理由。俺なんて最初は腹がたったけど、ついには笑って、最後にはなんか哀れにすらなってきたよ。

 『嫌韓流』に対抗するって話だったらしいけど、対抗どころか、『嫌韓流』に記されているような韓国人の“実態”を図らずも自ら証明してくれたような本だ。理論的な記述がほぼ皆無で、最後には韓国国旗を持って駆ける韓国青年達の絵にあわせて次の文で締められる。

全国民の90%が国旗を持っている愛国者の国
IQが世界で最も高い国
中学生高校生の学力が世界一高く世界の有名大学へトップで入学する学生を生む頭脳明晰な国
文盲率が1%未満の世界唯一の国家
全国民が5歳以前に自国語を学ぶ世界唯一の国家
文字がない国々に国連が提供する文字はハングル(アフリカのいくつかの国々ではハングルを用いている)
大学進学率が世界最高の国
公共交通機関に老人や弱者優先席がある国
女性が世界で最もきれいな国
世界にその類例が珍しい単一民族国家
働く時間は世界最高、遊ぶ時間は世界最低の世界で最も勤勉な国
世界で最も根性があるといわれている三大民族ドイツ人、ユダヤ人、日本人を合わせた以上に根性がある民族の国
アメリカも無視できない日本に意見を言える世界唯一の国

 いやぁ、韓国人って幸せですねぇ。実際にそうなのかどうかは別として、そう考えられる、いや、信じられる頭は純粋にスゴいなぁと思っちゃうよ。ただ俺なんかはいくら「愛国」を言っていても、こんなナショナリズムは御免だと思うな。他人の振り見て我が振り直せってね。

 そうそう、それから、この著者のヤン・ビョンソルさん。なんでも五十歳すぎているらしいけど、大丈夫なのかなぁ?そんで、こんな本がベストセラーになる韓国の“国家の品格”とはどれほどのものか、今一度、多くの日本人にこの『嫌日流』を立ち読みしてもらって考えてほしい。「日韓友好」なんか幻想だと知るだろう。


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by shikisima594 | 2006-08-17 21:17 | 読書録
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