写真右、タカユキ@皇国史観研究会代表(20) 写真左、死の先@皇国史観研究会会員(19) タカユキ 七月二十日の日経「富田メモ」報道を受けて、皇国史観研究会ブログで七月二十四日から日経の追及をやって、この「富田メモ」の深層を考察してきたけど、君はどうだった? 死の先 自分としてはですね、マスコミというのは実にどうしようもない連中だなとつくづく実感したというのが率直な意見ですね。 タカユキ まぁ、「マスゴミ」なんて呼ばれるくらいだからね。今回はどのあたりで特にそう思ったの? 死の先 まず、自ずから強いたタブー、所謂、菊(皇室)、鶴(創価学会)、菱(山口組関係)の三大タブーの中の皇室に触れ、また、たとえ私的発言とはいえ検証がほとんど為されていないということですかね。 歴史史科でいえば、シナが主張するような、四等、三等史科にすぎないのに、さも真実のように叫ぶ態度が最も怒りというより、あきれましたね。 タカユキ 歴史資料とは厳密な検証が必要な物。資料批判にどれだけ耐えられるかで、その資料の価値が決まる。それを日経はロクな検証もせずに、検証過程と方法を問われると、事の本質を「歴史資料」から「報道のプロセス」にすり替えて、「答えられないと」言って逃げている。本当に卑怯だ。自分らの利益のためなら何でも利用するエゲツナイ新聞社だよ。 死の先 そうなんですよね、厳密な検証なく、これは先帝陛下がおっしゃたのだから間違いないって、子供も信じるわけがない。 タカユキ 中世に流行した「偽綸旨」と一緒だよ(笑)だって、検証したとされる東大の御厨貴教授は「私は、メモのあの部分しか見ていません」と言って、作家の半藤一利なんか「昭和天皇は主語が不明確なクセがあった。あのメモも主語が不明確だから昭和天皇だ」って言ってるけど、俺はマジで、この爺さんボケてんのとちゃうかと思ったね。だって、それは言い換えると、名前を書き忘れて提出されたテスト用紙を見た先生が「いつも名前を書き忘れるあいつだろう」と判断すんのと一緒だもん(笑) 死の先 よくまあ、御厨教授はまだメモの部分しかみていないと言ってて良心的ですけど、半藤のとっつあんはすごい妄想力ですね。 まあ、一般的公開ができない史科は史科ですらないです。結局はどうせ経団連や支那が何か指示を与えたで終わってしまうんではないかと自分はみていますね。 タカユキ そうそう、支那と財界の見方が一致してるんだよ。というのは、このメモが報じられた直後に、支那も経団連を中心とした財界も、「これで総理の参拝はなくなった。よかった〜」って反応を見せてるの。興味深いけどね。でも実際は、これで参拝しなかったらそれはそれで「天皇の政治利用」になるから、逆に参拝の口実を与えちゃったんだね。 死の先 非常にお気楽というか、自堕落というか(笑) これで日本人を縛り続けることができると思ってしまったんだろうね。だけど、これではっきりしたのは今や天皇は日本国民ではなく、利用しようとするもの、左翼が天皇を掴んでいるように見えましたね。 タカユキ どうにもこうにも行き詰まった、左翼・反日分子の最後の主張が「大御心にひれふせ!」っていうのは我が国の歴史に残る悲喜劇だなぁ。 だって、朝日も「昭和天皇の重い言葉」で、姜尚中すら「大御心」なんて口にしてたんだぞ。もうね、アホかと。馬鹿かと。お前らな、「富田メモ」如きで普段批判している天皇陛下の大御心とか言ってんじゃねーよ、ボケが。富田メモだよ、富田メモ。と思ったね(笑) 死の先 自分としては左翼と言われる者の最後の悲鳴のようにも感じるんですよね。 それはなぜかといいますと・・・。この先、左翼というものは消えてしまって単に利益だけを求めるダラシナイ人間が大多数になると考えます。 その利益だけではない、という考えを持つものは弾劾されていってしまうのではないかと考えると、左翼といわれる者の中でもある程度思想をしようとする者と利益しか考えない者の対立がもう見え見えだと思います。だって、思想する左翼であるなら天皇を悪用しませんからね。 タカユキ 左翼もいまや生粋のマルキストは少数だしね。むしろ、新自由主義・ネオリベラリズム型の、国家・伝統・共同体を破壊する左翼勢力が力を付けている。そいつらは国のことよりも、自分達の懐具合で物を判断して行動する。日経とその背後にいる財界の連中がまさにそうだね。中国で上手に商売するためには殉国の英霊に後足で砂をかけても気にしないんだからね。まさに「エコノミックアニマル」だよ(笑) 死の先 日本というものを一つの教室と考えるのであるならば、今までの思想対立というのはいつも仲の悪い子が喧嘩しあっているといえるでしょうが、「経済猿」はその教室そのものとなって全てを利益のみが目的だと洗脳しようとしているみたいですね。これは非常にまずい状態だと思えます。 確かに、経済というのは国家には外せない機構ですけど、それは絶対ではないということに気づかねばならない時期にきたのではないかなと思えますね。でなければ平然と天皇を悪用することができてしまう君側の奸が増えてしまうと思います。 タカユキ 経済活動は生きるための手段なんだよ。それが目的に倒錯しちゃった時、人は金の奴隷になるわけね。ところで、話は戻るけど、一つの仮定としてね、あのメモが昭和天皇のお言葉であったとしたら、君はどう? 死の先 それはそれで全く問題はないです。だって、公式のお言葉ではないですからね。私的な言葉なんて、すぐに言い換えられるから当てにならない。それに。おいらは天皇主義者ではない、あくまでも皇統を支持するものであるが故にそのような天皇がいたとしても問題はないと考えますね。 タカユキ 補足すると、天皇陛下に「私的」はないんだよ。というのは、天皇陛下の行為は「公的行為」と「その他の行為」のみなわけ。御所で音楽鑑賞されるのも、雑誌を読まれるのも「その他の行為」なの。 まぁ、それはそれとして、天皇陛下をはじめ皇族方にもそれぞれお考えがある。御歴代の皇祖皇宗の事蹟を拝すればいろんなことがあるわけ。これは僕が前から言って来たことだけど、例えば畏れ多いけど、天皇陛下が「皇室制度を廃止したい」「退位したい」と望まれたら、それを諌死してでも押し止め奉るのが臣民のすべきことやと思うね。 だから、「富田メモ」のように陛下が考えられていたとしても、それはそれで昭和天皇の御心として受け止めなければならないけど、それで一切靖国神社参拝をやめたり、「分祀」をしてしまえば中世ヨーロッパの絶対王政と変わらなくなり、天皇国日本の所以は消滅するね。 死の先 まあ、全てにおいて公的な御存在であるが故にってことですかな。それにしても、日本人の大多数は「天皇制」=「絶対王政」と勘違いしている人がほとんどでしょうね。全然、歴史的経緯も全く違うというのに。 タカユキ いや、そんな人こそほとんどいないよ。小林よしのり氏が「もし、今後の世論調査で靖国参拝に慎重な意見が高まったとしたら、日本人は天皇が大好きな右翼的な国民だ」と言ってたけど、そう単純なものじゃなくて、天皇・皇室に対する日本人の思いって「右翼」だとか「専制・絶対王制」なんて言葉で説明できるものじゃないんだよ。 だって、今回の富田メモが報じられた時に、いろんな人が「天皇陛下のお言葉だとしても、総理の靖国神社参拝や分祀とは関係ない」って言いながら「あのメモは本物か怪しい」って言ったでしょ。関係ないならメモの真偽はそんなに問題にする必要はないの。でもそういいながら真偽を追及するのは、日本人の天皇に対し奉る、言葉にし難い崇敬の念があるからだと思うよ。 死の先 内在した、日本民族として崇敬ですね それをなくそうとして画策しているのはもうやめてほしいですね。そう考えるとマスコミは国民と乖離というより、日本民族と乖離している状態と考えられますね。 タカユキ だから、今回の報道は許せないね。誰が言ったのか定かじゃない紙切れ一枚持って来て、まぁ、徳川侍従長が言ったものだと思うけど(笑) それで、皇室と靖国神社という我々国民の魂の根本を傷つけて、国内を混乱させたんだから。この落とし前を日経はどう取るんかってね。 死の先 どうやってもつけられないでしょ(笑) むしろ、日経がどうやって消そうか中で考えているんではないですかね。だって、これは政治問題ではなく、歴史問題のほうに推移してしまいましたからね。まあ、これは後世の歴史教科書に載ってしまうでしょうね。日本を潰そうとした画策としてね。 タカユキ そん時はその教科書に、あのインサイダー事件で陳謝する日経の幹部達の写真を持って来て「『富田メモ』世紀の大誤報を謝罪する日経幹部達」って説明文でも付けとくんだ(笑) まぁ、何を聞いても「答えられない」の連呼だから、責任なんか取る気はないんだろうけどね。 死の先 純粋に、責任を取るのは無理ですね、責任とる取らない以前に一番最初に一面張って流したのですからね。責任は分散しようとする気質を持っているとは言えども、この責任を取るのは不可能に近いでしょう。 タカユキ いや、日経もこの件は随分と恐がっていると思うよ。電話で向こうと話をしてて口ぶりが何か変だったもん。十四日の十時に電話しなおしてくれって言われたから、ちょうどに電話して皇国史観研究会の者だって名乗ったら、電話に出たおっさんが保留にするのを忘れて、後ろの方で「皇国史観研究会から電話がかかってきました!」「何、来たか!」「内線の何番に回せ」とか言ってるのが聞こえて笑っちゃったよ(笑) 死の先 笑いたくとも笑えない話ですね(笑) それにしても、日経はどうするんでしょうかねえ・・・。全く分からないですね、さてさて真相はどこにいってしまったのやら。全ては日経のみがしるか・・・。 タカユキ まぁ、そんなソソッカしい新聞社だから「富田メモ」を大誤報しても不思議ではないわな(笑) その電話した時「いま回答文つくっているのですが、いっぱい文書で質問状をいただいていて大変なんですよ…」っていうわけ。で、僕が「あぁ、そうですか、いっぱい来てるんですか。大変ですねぇ。何通ですか?」って聞いたら、そのおっさんが、うっかり「三通です」って(笑) 三千人の社員を抱える新聞社が三通の質問状で狼狽して、半月以上もまともに答えられないなんてギャグだろ(笑) 死の先 ネタですかって、純粋に聞きたくなりますね(笑) 応援のクリックを!
by shikisima594
| 2006-08-24 01:38
| 対談・座談会
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