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大丈夫か防衛大学
 大丈夫か防衛大学_f0018981_2214235.jpg 余り他大学の事を心配できた立場ではないが、今回ばかりは相当気にかかって仕方がない。防衛大学校の校長を勤める五百旗頭真氏(写真)のことだ。ちなみに名前の読みは「いおきべ まこと」と読む。神戸大学の教授を勤め、今年の八月一日から防衛大学校校長に就任した。

 防衛大学校は言うまでもなく、我が国の護りである自衛隊を率いる将校・佐官を養成する国立大学で、教育内容・偏差値・重要性のどれをとってもそこらのテンプラ大学など足下にも及ばないものだ。この大学の教育内容がすなわち、日本防衛の内実に大きな影響を与える。

 その防衛大学校の校長には聖人君子は無理でも、高い見識と国防への責務を持った人になっていただきたい。というのは、他ならないこの五百旗頭氏が今月七日に配信された「小泉内閣メールマガジン」で、小泉総理の対米外交方針を高く評価しながら、靖国神社参拝について次のように言った。

「靖国参拝一つで、どれほどアジア外交を麻痺させ、日本が営々と築いてきた建設的な対外関係を悪化させたことか」

 最初にこれを見たときは、どこの財界人か左翼学者の発言かと見紛ってしまった。もし、万が一、日本周辺で有事が起き、自分の教え子である自衛官が戦死し、靖国神社に祀られても同様の事を言うのだろうか。

靖国神社を軽んじることは、防衛大学生にとって、自分達の先輩を校長が軽んじるということであり、防衛大学生の教育にとってもよくないのではないか。このようなことで、歴史的連続性を持った軍人が育てられるのか、軍人に守るべき物が何であるのか教える事が出来るのか。甚だ心配だ。

 防衛大学をめぐる最近の動きは少し怪しい。四年前、あの悪名高い日中友好協会会長をつとめ、北朝鮮の石室に書かれた落書きを世界文化遺産にしようと画策し、徹底して中国と北朝鮮の非道に口をつぐみ擁護する左翼画家の平山郁夫氏のステンドグラスが防衛大学の大ホールを飾ろうとしたことがあった。

その時は幸運にも良識ある卒業生達が猛抗議して、その策謀は粉砕されたが、隙あらば何が起こるか分からない状況が防衛大学を取り巻いていた中で、ついに靖国神社を足蹴にするような者が校長になってしまった。

 普通の大学ならば学生が学長の罷免や辞任を求めて声を上げられるが、防衛大学はその性格上、在校生達が声を上げる事はできない。

 五百旗頭氏は防衛大学校長就任に際して、「自分は自衛隊を合憲だとは思っているが、昨今の周辺脅威論や武装論にはくみせず、『国民が軍事力を監視し暴走を押さえ付ける』というシビリアンコントロールを最重視していきたい」と話している。

 このような校長に対してこそ、我々国民が“シビリアンコントロール”を発動して罷免を求めて行くべきではないだろうか。

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by shikisima594 | 2006-09-20 22:30 | 随想・雑記
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