九日に北朝鮮が核実験を実施して以降、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)はホームページ上に今回の事に関する声明を掲載してこなかった。おそらく事が事だけに、内部で相当の混乱と意見の相違が生じたのだろう。核実験から三日が経過した昨日十一日になって、ようやく「最終目的は朝鮮半島非核化」という荒唐無稽な朝鮮外務省声明をそのまま掲載した。 内容は、アメリカが不当な圧力を加えてきたから、やむを得ず核武装した、ということを延々と欺瞞たらしく述べた挙句に、「朝鮮は、あらゆる挑戦と難関を果敢に切り抜け、われわれの方式に従って朝鮮半島の非核化を必ず実現するため積極的に努力するであろう。」としている。日本国内の馬鹿な新北朝鮮人士などはコロリと騙されそうだが、「われわれの方式に従って…」という文言を差し挟んでいるあたりに、文章の真意が込められている。要は「俺たちのやりたいようにやる!」ということだ。 この北朝鮮による声明に、朝鮮総連はなんらコメントを付していない。やはり本国に気兼ねしたのもあるのだろうが、日本側の反発を恐れた面もあるだろうし、なによりも内部での意見対立が発生した可能性も高い。 十日、神戸新聞の取材に対して朝鮮総連兵庫県本部の金相行(キムサンヘン)国際部長は「総連は民間団体であり、国家レベルの問題には口出しできない。状況把握に努め、対応を協議したい」と答えている。だが朝鮮総連は、対北経済制裁や歴史認識、靖国参拝などで北朝鮮の代理機関として日本の国家レベルの問題に散々口出しをしてきた。 それが本国(北朝鮮)相手となると、「口出しできない」ではダブルスタンダードだ。そもそも民間団体ならば、どこに対しても自由に批判や提言を行えるはずだ。ところが、日本にはいくらでも悪態をつけるが、北朝鮮には言えないのなら、それは民間団体ではなく、北朝鮮の工作機関に他ならない。 読売新聞の伝えるところでは、核実験から昨日まで、全国の朝鮮学校に嫌がらせ電話が十六件あったという。日本国内の世論が北朝鮮にとって不利になると、毎度毎度、チマチョゴリ切り裂きや、朝鮮学校への嫌がらせ電話が発生する。それでマスコミも「北朝鮮の行為もよくないが、こうした嫌がらせは許せない」と書いて、北朝鮮の蛮行を嫌がらせ事件で相殺しようとする。 いつも不思議に思うのは、ほとんど犯人が検挙されていないことだ。嫌がらせ電話なら被害届を出せば、警察が通話・発信記録から犯人を特定して検挙できる。チマチョゴリ切り裂きならば、暴行・傷害事件だから十分逮捕できる。だが、極々一部の例を除いて犯人検挙には至っていない。 それに学校に電話というのが不思議だ。むしろ朝鮮総連中央本部や、その傘下の本部団体の方がホームページ上で電話番号も住所も公開しているし、むしろ抗議するならばこちらの方に電話をかけるのが理に適っている。それなのに学校に電話するのは、「無力な子供が標的に!」という反応を何者かが狙っているとしか思えない。 別に自分はこれら全ての事件が在日朝鮮人の自作自演だと言うつもりはない。不心得な日本人が嫌がらせの電話をかけている場合もあるだろう。だが、その原因を招いたのは彼らに他ならない。北朝鮮の拉致問題をでっちあげと主張し、それどころか拉致を手伝っていたとの疑惑まで上がり、核開発も黙認し、ミサイル発射を正当化し、ついには核実験にダンマリを決め込む。 こんな言動を続け、一切自分達の事を反省もしなければ、北朝鮮に対して批判もしないのなら、日本人から「ふざけるな!」と怒りの声があがるのは自明の理である。それに朝鮮総連が拉致被害者家族の方々にしてきた数々の嫌がらせを、我々日本人は忘れてはいけない。街頭で署名活動する横田夫妻に生卵を投げつける、拉致被害者家族連絡会の増元照明氏の車に投石する。夜中に自宅前で騒ぐなど、筆舌に尽くし難い嫌がらせがあった。このことを日本の新聞は報じようとしない。 朝鮮総連は嫌がらせ云々を言う前に自分達の行為を真摯に反省すべきである。でなければ日本の中で孤立を深めるだけだ。日本に身をおきながら、周囲との共存を考えられないならば速やかに北朝鮮に帰るべきだ。 昨日、日本政府は北朝鮮に対して、北朝鮮からの全品目の輸入全面禁止、北朝鮮船舶の全面入港禁止、北朝鮮国民の原則入国禁止という三項目の制裁を決定した。こうした政府の対応は支持したい。 だが、もう一歩、歩を進めて北朝鮮の工作機関であり、我が国にとっては獅子身中の虫である朝鮮総連に厳正な処分を科してほしい。外患誘致罪による検挙や破防法の適用とまではいかなくとも、国内の朝鮮総連関連銀行口座の全面凍結と関連施設への免税・減税措置の完全撤廃、総連幹部の出入国制限だ。日本と北朝鮮との対決は新たな局面にきている。我が国の力を結集して立ち向かおう。 朝鮮総連に断固たる処分を!という方はクリックを!
by shikisima594
| 2006-10-12 01:49
| 随想・雑記
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