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思想の根幹
 古今東西、思考や思想には何かしらの根幹となる何かがなければならない。
 社会主義者であるならば「よい社会」というものを作り上げるためにはどうすればよいか?
 資本主義であるならば、いかにして金銭という流動性をより効率的に動かしていけばよいのだろうか?など、なにかしら根幹となる考え方がある。

 また、その根幹となる考え方から導きだされた行動を行うことで世の中というものはどんどん流動していく。
 流動していくことでその考え方から、また新たに考え方が生まれ大きく拡大していく。
 思想や思考は時という大きな大河に流されながら大きくそして、また新たな何かを生み続けるのである。

 しかし、その基本的な行動から閉ざされた人間達がいる、それが「サヨク」といわれる集団である。
 彼らは確かに一時期、ものすごい行動力とその意志を所持し、動きそして考え続けてきた。
 彼らの根幹も同じように「平等で最大幸福を作り上げる」というユートピア論的な世界を作り上げようと動いてきた。

 だが、今ではその末裔達は何をしている?
 やれ、国旗をあげるなだの、国歌を歌うなだの、あなた方が目指してきたものは幼稚な「反コッカ」にすぎなかったのだろうか?
 ただ単に国家に居座ることしか出来ないのに、何も提言することもできないのにただアンチという立場にうぬぼれているだけが、「左翼」としての行為であったのだろうか?自分は全くそうだとは思えない。

 自分は「サヨク」に対しては否定的ではあるが、「左翼」そのものには何も否定的な価値観はあまり所持してはいない。
 また、彼らも我々とは違う形での「よい社会」の構造を作り上げてきたのであるから自分と似た根幹を持つ存在であると思う。
 「左翼」は根幹があるが、「サヨク」には根幹がないのである。また、作り上げてきたポリシーもなく、一瞬の情報に右往左往するだけなのである。

 世の中、ただ今一瞬に右往左往してもよいのは子供と鈍間だけである。
 一瞬一瞬が新しく切り替わり、ほんの一瞬前にあったことが太古化され、どんどん使いふるされていく。
 自分としてはこのような世の中も正直、疑問であるが、実際そのような状況下に世の中が変わってしまった以上それに従うしかない。

 自分達で自浄化することができない集団はすぐに淘汰され消えていく。
 歴史的にあたりまえのことである、それは我々にも言えることである。我々のような考え方が当たり前になったのであるならば、
 自然的消滅は必至である、しかしその自然的消滅は行動と意志によって全うされた結果の上での自然消滅である。

 ただ、忘れられて消えていく自然消滅とは全く違うのである。全ての日本人に埋め込まれて消えていくのである。
 それは非常に光栄であり、嬉しいことではないかと思う。
 自分はそれを未来の一つと見据えながらも、今を考え続け国家の柱の一つの繊維でありたいと考える。

文責:死の先


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by shikisima594 | 2007-03-25 11:26 | 随想・雑記
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