これまで、散々中国製の食品の怖さを取り上げてきた。
最近では、具に段ボールの入った肉まんが売られていたという報道がなされもしたが、中国産の物で怖いのは食料品だけだろうか? 今月の11日に、中国商務部の王新培報道官は、中国の輸出製品の品質と安全性について、輸出製品個別の問題を全体に関連させるべきではない述べた上で、「このように大量の商品が輸出される中、契約ごとに輸入相手も輸出元の中国企業も、規格や品質などの各方面で合意した上、厳格に取引を行っている」と発言した。 しかし、13日には来日中のハーガン米厚生副長官代行が、安全性に問題のある中国製品への対策を強化するため、日本との協力を推進することで一致したと明らかにし、両国当局は中国製品の情報交換などを進めるとした。 これは、食料品が主な情報交換の対象とされているが、食品以外の製品も含まれている。 そもそも、中国製の電化製品はどれくらい怖いのだろうか?実例をいくつか紹介しよう。 今月の17日に、米消費者製品安全委員会が懐中電灯や子ども靴など6つの中国製品について販売業者らが自主回収を始めたと発表したのだが、このうち懐中電灯では、松下電器産業の「パナソニック」ブランドと偽った内蔵電池が発火、手にやけどを負う被害も報告されているという。 自主回収がこの日発表された8製品のうち、中国製が6製品を占めており、問題の懐中電灯は4400個が流通し、発火事故が2件報告されているそうだ。 他の商品に関しても、人気キャラクターをあしらった子ども靴は留め具が外れる恐れがあるとされたほか、高濃度の鉛を含む子ども向けイヤリング、電子レンジなどが回収対象となっている。 これは、米国での事例だが、日本にも次のような事例がある。 今年の4月に、TOTOが1999年3月から2001年12月までに製造した温水洗浄便座一体形便器(ウォシュレット便座)Zシリーズの無料点検・修理を発表したのは記憶に新しい。 このZシリーズという機種において、発火して焼損した事故が3件、煙が出た事故が26件発生していたという。 その原因は、1999年3月に日本製から中国製に切り替えた端子部分において、メッキの密着不良があり、使用を続けるうちに振動などではがれて通電性が悪くなり発熱、発火にいたるというのだ。 しかし、中国政府はこの事を日本側の誤報と決めつけ、部品に問題はないと発表した。更に、後日TOTO自身が品質管理に問題があったと発表している。 まるで、中国から言わされたかのように個人的には思えてならない。 ただ問題は、これらの品質管理だけではない。 日本の自動車産業は、中国に沢山の工場を展開しているが、ホンダ等の日本車や韓国の現代(ヒョンデ)モービスの自動車のパーツ等を模造しているという話がある。 今年の五月に開かれた、上海モーターショーにて現代の関係者が、バイヤーを装って「現代・起亜(ヒョンデ・キア)車のエンジンとミッションを作れるか」と中国部品業者に尋ねると、相手は「もちろん作れる」と答えたという。 このモーターショーでは、この韓国企業の自動車にそっくりな物が展示された他、日本の三菱やホンダの製品にそっくりな自動車も展示されていたという。 また、韓国のあるコンデサー製造業者では、北京に支社を開設してから、クレームが多くなり調べてみたところ、そのコンデサー製造業者と10年間も取引をしていた中国のバイヤーが流通元だったという。 現在、日本の企業は安い人件費と豊富な被雇用者を求めて中国に多数の工場を進出させているが、結果として問題のある製品を輸入し、中国側には日本の技術が漏れているように思えてならない。 確かに、安い商品は魅力的だが、より安い悪質な模造品や海賊版で市場を奪われていては、元も子もない。日本の企業は、もっと“作り手”を選ぶ必要があるのではないだろうか? 文責 洗国 応援のクリックを!
by shikisima594
| 2007-07-19 23:35
| 随想・雑記
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