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日本の国家制度と主体性 第二回 武家統治時代と幕府
 前回の結論を持ち出して、今回の話の端緒としよう。いわゆる「明治政府」とは、朝廷の後身であったということである。現政府は、それに民衆主義的な議会やそれに関わる制度が入ったものであるが、つまるところ日本の民主主義を支える制度は、名目の上で言えば朝廷の付属機関にすぎない。

 我らが政府は、二千六百余年も前に、神武天皇が発足させたと伝えられる政府と同じものであることに、あらためて言及しておこう。さて、その朝廷の系譜であるが、明治政府以前の政府はどうであったのだろうか。

 本稿では割愛するが、平安時代まで、わが国は名実ともに朝廷が治める国家だった。この点から、明治政府が行ったのは確かに「王政復古」であったといえる。しかしながらそうすると、平安時代から明治時代までの空白期間はどうであろう。これらの時代は、若干の例外を除いて、天皇陛下は執政できずにいた。

 この時期は、そうでなかった時代が公家、貴族による政治であったのに対して、武家が統治するようになった時代であるといわれる。そして、内訳にも二つあった。武家が、政府のようなものを持って大八洲を統一したという時代、いわゆる幕府の統治時代であり、一方は諸氏の勢力が競われた、事実上の内戦時期である。このうち、今回書きたいのは幕府の時代である。

 例えば、明治以前の江戸時代の封建体制は、この幕府の下に行われた。江戸時代は、日本独自の科学、産業が大いに発達した時代であり、三百年の長い平和を築いていたという誉れ高い歴史の側面である。だが、この歴史は直接わが国の朝廷が行ったものではなかったのである。

 幕府という機関は、他の封建制の例に漏れず世襲制を基礎としていた。これが統治する諸国、つまり諸藩も、その頂点についていたのは世襲を行う事実上の王家であった。これは他の藩という小国家にも同じことが言えたのだが、要するに事実上この連邦制は、群小王国が日本を分割していたという状況なのであった。

 これは江戸時代のみならず、他の幕府と藩の体制についてもいえたことである。否、その統治の形態は必ずしも「藩」を伴うものではなかったが、しかし日本はこの間、ずっと王国の連邦形式をとっていたことには変わりない。他の幕府には室町や鎌倉時代の政庁があげられる。これらも結局、武家を始めにした王家だった。

 ではこの間、我が正統な政府である朝廷はどうであったのかというと、幕府に圧倒されることはあったが、存続していた。しかし、彼らは実権を持っていなかった。諸王国は、ややもするとすぐ敵対関係になることがあったが、しかし、朝廷はこの弱肉強食の時代に、力を持ってはいなかった。これはいったいどういうことであったろうか。幕府にとってはこの組織は実際、時に敵対関係もあったが、しかし幕府も諸藩も、朝廷に兵をあげるということはしなかったのである。

 実は、このミリタリーバランスの時代の覇者、幕府でさえ、朝廷の権威なしには存在できなかったのである。さらにことを明かせば、形式上、幕府は朝廷の一機関であった。今一度歴史を説明しよう。幕府という機関は、最初の統治形態が確立してからずっと、その頂点には「征夷大将軍」なる役職があった。

 そして、この征夷大将軍という役職であることがすなわち幕府の頂点であったが、この役職は、紛れもなく朝廷のそれであり、だからこの役職につく者は、時の天皇陛下にそれが認可されて正式な「将軍」になるという習慣だった。将軍の下に置かれたあらゆる組織は、間接的に朝廷の一機関でもあったのだ。

 これは名目上に過ぎないとはいえ、諸藩も幕府もこの名目に一定以上踏み込むことはなかった。つまり必ずしもこの体制は、名目上にとどまらなかったということかもしれない。

 文責 ムネカミ

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by shikisima594 | 2006-04-05 11:06 | 随想・雑記
上海領事館員の遺書から見えてきたもの
 平成十六年五月に、中国の上海日本領事館員が、中国側諜報機関から情報提供を強要され、それを苦に自殺した事実が判明したのが去年の十二月だった。それ以来、中国への批判は高まっていたが、先日の三月三十一日の読売新聞が、自殺した領事館員の遺書の内容を報じた。

 それによると、中国側の諜報員が領事館員に「館員が会っている中国人の名前を言え」「(領事館員)全員の出身省庁を答えろ」そして更に領事館などの在外公館が使用する暗号電文の提供も要求してきている。

 こうした要求は、この領事館員の女性関係の負い目に付け込んだもので、領事館員の落ち度はあるにしても、中国側のやり方は卑劣であり悪辣だ。読売新聞によれば、こうした外交官の保護に関しては「領事関係に関するウィーン条約」の40条で、領事館員身体や自由、尊厳に対する侵害防止が明記されているそうだが、中国のしでかした事は、明確な同法違反だ。

 しかし、この遺書は正に戦慄を禁じ得ないものだ。中国の対日諜報工作に関しては、昔からずっと言われてきたが、その活動の確たる証拠が今になってようやく氷山の一角を表したのだ。遺書には次のような一文がある。

「唐(引用者註:中国側の諜報員)は総領事館の転勤はどの位であるのかと聞いてきました。私は通常2~3年だと答えました。あなたはいつ異動するんだと、聞かれたので、来年じゃないかと答えたところ、私(唐)はあなたが、転勤するのは知っている、なぜ黙っていたんだと言って来ました。」

 なぜ、中国側の諜報員は、この領事館員が転勤する情報をつかんでいたのか。それは、この上海領事館か、日本大使館の中に、中国に籠絡された者が何人もいるからに他ならないだろう。そのことは中国側諜報員が、館員の名簿を見せて出身省庁を尋ねるあたりからも伺える。

 こうした中国の対日工作活動が一人の館員の命を賭した決意により白日の下に曝された。しかし日本政府はいつものように通り一辺倒の抗議をし、狸国家中国はのらりくらりと知らぬ存ぜぬと言い、挙げ句に日本を非難してくる。

 中国にある領事館や大使館に中国のスパイが何人もいることは余りにも明白だ。政府は通り一辺倒の抗議をするだけではなく、在中国領事館の人事を全て入れ替えるか、中国から外交官全員を日本に召還しなければならない。もっと言えば、中国との国交を時限的でもいいから凍結すべきだ。

 自殺された領事館員の遺書は次のように結ばれている。
「自分の責任を取ろうとしても、もはや手遅れなのは承知しておりますが、一生あの中国人達に国を売って苦しまされることを考えると、こういう形しかありませんでした。(中略)日本を売らない限り私は出国できそうにありませんので、この道を選びました。」

 一人の人間を、日本人同胞をここまで追い込んだ中共を、私は絶対に許せない。
 日本のために命を捨ててまで真実を伝えようとされた領事館員の方のご冥福をお祈りすると共に、その思いを決して無駄にしないよう日本人は声を上げていかねばならない。


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by shikisima594 | 2006-04-03 19:50 | 随想・雑記
同期の桜を歌う会と奉納プロレス
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 四月一日、靖国神社で三時から、「同期の桜を歌う会」が老若男女を問わず、多くの参加者のもとで行われました。
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 抜刀隊、砲兵の歌、月月火水木金金、歩兵の本領、麦と兵隊、靖国の歌、昭和維新の歌、加藤隼戦闘隊、空の神兵、若鷲の歌といった往年の軍歌が一時間の間に次々に歌われ、最後に同期の桜が参道に集まった数百人の参加者の合唱で歌われ、大変楽しくも感動的な会でした。
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 その後、四時から靖国神社相撲場、Zero-one Maxによる奉納プロレス「大和神州ちから祭り」が行われたので、観戦してきました。会場は凄い熱気で、観客も多いに楽しんでいたので、靖国神社の英霊達もさぞ喜んで御覧になられていたのではないかと思います。
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by shikisima594 | 2006-04-03 15:47 | 活動報告
新入会員大募集!
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 満開の桜を眺め、新しい生活に期待をふくらませる季節となりました。皇国史観研究会では、新入会員を大募集します。広告にもあるように、ファシストもゴーマニストもコミュニストも受けつけます。また、そうした思想に縁がなかった方も大歓迎です。

 皇国史観研究会は、様々な人間に日本について、みんなで楽しく考え合える場を提供します。今の日本を憂えている人、考えていこうとする人、そうした人達を皇国史観研究会は探しています。

 もはや小難しいイデオロギーや理屈に囚われ、大切なものを忘れていられる時代ではありません。奇しくも日本に生を受け、これからも日本人として生きていく同じ日本人同士ではないですか。従来の凝り固まった様々な枠組みを超えて、これからの日本について考えていかねばなりません。

 思想や考えはもちろん、大学、学部、学科、学年、性別は一切不問です。大学生、短大生、専門学校生、大学院生、高校生でも入会できます。広告掲載のメールアドレスまで、メールにてお気軽にお問い合わせください。

 共に切磋琢磨しましょう。皇国史観研究会は君の参加を待っている!


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by shikisima594 | 2006-04-01 02:02 | 告知