皆様御久し振りでございます。
一時販売停止をさせて頂きました 杉本五郎『大義』は整理の結果、 完売状態である事が確認されました。 現在再販は未定の状態です。 よって『大義』注文のお問い合わせには お応えする事ができません。 皆様の御期待に沿える事が出来ず 誠に申訳ございません。 再販の際にはまたこちらに告知させて頂きます。 それでは失礼致します。 #
by shikisima594
| 2009-08-16 11:36
| 告知
辞書的な意味での"民族"という言葉は、英語の"nation"と"ethnic group"の二つの意味を同時に持つ。前者がより近代的な、国家を元にする考え方であるのに対して、後者は考え方や言語などを元にするものである。フランス革命によって国民国家が形成され、ヴェルサイユ体制に至って限定的ながら民族自決の国家が誕生していく過程で、民族という枠組みは、これら本来の役割を超越して拡大解釈されてしまったのではなかろうか。私にはそう思えてならないのである。
私事ながら、私には交際している女性がいる。彼女はドイツ人の父と日本人の母を持つハーフであったが、青い虹彩と白い肌、金髪は非日本人的だった。綺麗なドイツ語を話し、ドイツ風マナーも嗜んでいたものの、彼女は日本で長く生活しており、考え方や行動原理はむしろ日本人的であった。 しかし子供というものは残酷なもので、小学校六年生くらいまで、彼女はその外見から仲間はずれにされていた。彼女は日本というコミュニティの中で、日本的であったにもかかわらず、他の日本人に「お前はドイツ人である」と決め付けられてしまったのだ。これに対する彼女のリアクションは、日本人の中にあって、誰よりもドイツ的に振舞うことだった。自分が所属していない、ドイツ人というコミュニティに"所属"していなければ、日本人というコミュニティの中で生きていくことが出来なかったのである。 確かに、人間は脆弱な生き物である。自己の居場所を確認しなければ生きていくことは出来ない。しかし人間は自己の精神的な居場所を絶対値で確認することは出来ず、相対値でしか確認することは出来ない。つまり、人間が所属するコミュニティというものはこの確認のために用いられるわけであって、そのために人間はコミュニティに対する帰属意識を持つ。このコミュニティの大きなものが、"民族"と呼ばれるものだ。 彼女は自分が日本人だと思っていて、日本人の女の子達と遊びたかったのに、ただ「髪が金色だから」という理由で廃絶されてしまった。コミュニティに所属する人間は、コミュニティの崩壊を何よりも恐れる。つまり彼女は、日本人コミュニティに所属する人間が、「自分達は外人ではない」ことを認識するための材料にされたのである。 しかし、これでいいのか? 果たして"民族"とは、排他主義の体のいい隠れ蓑なのだろうか? 決してそうではない。"民族"を含む人間のコミュニティは、相手を攻撃する言い訳にはならない。本当に自分の所属するコミュニティとしての"民族"を愛しているなら、同じ考えを持つ人を仲間として受け入れられるはずだし、自分達の考えに誇りを持つことができれば、相手が自分達と同じように、自己の考えに誇りを持っていることがわかるから、違う考えにも敬意を払うことが出来るはずだ。 "民族"というのは"壁"でなければ"線"でもない。増して、"民族"というものが人間の全てというわけでもない。"民族"というものは、相手の考えに耳を傾けて、相手の考えを尊重しながらも自分の考えをはっきりと相手に伝えるための、ある種の道具に過ぎないのではないだろうか。 新入部員 #
by shikisima594
| 2009-07-04 02:15
復刊以来大変御好評頂きました杉本五郎『大義』ですが、 責任者多忙と部内の資料整理の為、 一時販売を停止させて頂きます。 再度販売の際には改めて告知させて頂きます。 大変申訳ございませんが皆様には何卒お許しを頂きたく存じます。 #
by shikisima594
| 2009-06-22 16:16
| 告知
第二十五回鶴川祭において私たち敷島倶楽部は、北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(以下、「救う会」)」発行の「北朝鮮の不誠実な対応に全面制裁の発動を!」署名を集めておりました。
その結果、二日間で用紙四枚分・合計五十筆の署名が集まりました。 (画像は会員再現) 署名にご協力して下さった皆様に深く感謝致します。本当に有難うございました。 署名は個人情報ですので直ちに提出しなければなりません。 六月二日午後二時、東京都文京区の救う会事務所をお訪ねしました。今回許可を頂いたことにまずお礼申し上げ、直接事務局の方に署名用紙と学園祭での売上げ金一部を無事お渡しする事が出来ました。 署名用紙を救う会事務局(右)の方へ その後、北朝鮮に五回も入国したことのある事務局の方から、現地の貴重なお話をお聞きする事が出来ました。 また事務局の方のお話では ○書かれた署名を控えることは無い。よって後から何等かの書類を住所宛に送ることは無い。 ○署名用紙はそのまま総理大臣宛に提出される。 ○署名提出者(この場合は敷島倶楽部会員)の名前等は確認の為控える。 とのことだそうです。 実は私は「署名はそんなに集まらないだろう」と高を括っているようなところがあったのですが、最近の北朝鮮情勢もあってか、沢山の方が署名にご協力して下さったことにまず驚いてしまいました。拉致被害者の方々が帰国なさってから早七年、北朝鮮がどんなに「解決済み」の幕引きを狙おうとも、日本政府が制裁を強く打ち出すことが出来ないでいようとも、それでもなお多くの方々が拉致問題を決して忘れていないのだということを深く感じました。 以前は日本のニュースでも北朝鮮事情を面白おかしく取り上げていましたが、冷静に見ればそこで起きていることはまさしく異常な事態です。人民が数百万単位で餓えに苦しんでいるにも関わらず、核兵器に金を注ぎ込み国際社会を無視するような国に「まず話し合いから」などといくら要請しても、その方が事体の進展が見えないことは明らかです。日本は断固とした姿勢を示すべきでしょう。 私たち敷島倶楽部はこれからも自分たちで出来る限りの活動を行って、拉致被害者の方々の全員帰国の日まで戦って参ろうと思っています。 ブルーリボンバッジがいらなくなるその日まで! 今回署名を集めるに際して、国士舘大学世田谷・鶴川学生厚生課、学園祭実行委員会、救う会事務所の方々に趣旨をお話しし許可を頂きました。こちらでも改めてお礼申し上げます。 ※大丈夫だと思いますが一応補足として ・今回の署名活動は敷島倶楽部からの発案であり、救う会からの要請によってなされたものではありません。 #
by shikisima594
| 2009-06-03 04:04
| 活動報告
五月三十日、三十一日に町田キャンパス(旧鶴川キャンパス)で第二十五回鶴川祭が開かれました。
私たち敷島倶楽部では 「最近の北朝鮮動向では拉致問題がやや抜けているのではないか?」 「私たちで何か出来ることは無いのだろうか?」 と考えた末、例年ご好評を頂いているラムネジュースに自分達で作ったブルーリボンバッジをそえて販売し拉致問題に再び関心を持って頂くと共に、宜しければご希望で救う会発行の「北朝鮮の不誠実な対応に全面制裁の発動を!」署名にもご協力を頂くという「ブルーリボンラムネ」企画で参加しました。 当日の画像でご紹介します。 雨の中前日準備。祭りは準備している時の方が楽しい? 鶴川祭第一日目。やや曇り気味になりました。 うちの会も準備中。ゲバ文字っぽくはないはず。 九号館・十三号館前のタテカン。うちもでっかいのを作りたいな。 JWMAも参加してます。 ステージ企画。 確か「ストリートダンス愛好会~RUN~」の皆様だったと思います。 (間違っていたら申し訳無い) 息の合ったダンスが目を引きました。 二日目。早速準備に取り掛かります。 なかなかの盛況ぶり。日差しもやや出てひと安心、と思ったら 突然の雨。屋台に掲げてた看板も容赦無く剥がれます。 署名用紙が濡れないよう気にしっぱなし。 初日は気付きませんでしたが九号館隅で鶴川キャンパスの変遷が展示されてました。 見えにくくしてますが署名用紙が三枚目に突入。 ラムネ無事完売!取り合えず現場にいた会員達で記念撮影。 何とか今年の鶴川祭を終えることが出来ました。 いくつかの学部が世田谷校舎に移って以来、出展サークルが少なくなって寂しくなるのではないかな、と思っていましたが杞憂だったようです。大学関係者・各サークルの皆様、そしてご来場の皆様、本当に有難うございました。 #
by shikisima594
| 2009-06-03 02:31
| 活動報告
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